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糸魚川市で「NHKのど自慢」 20組熱唱、場内に一体感

予選会を通過した20組が出場。それぞれの思いを込めて熱唱し、会場を盛り上げた

 「NHKのど自慢」が6月30日、糸魚川市一の宮1の市民会館で行われた。同市では平成27年以来9年ぶりの実施で、観覧の当選倍率は約7倍に上る人気ぶり。前日の予選会を通過した20組がそれぞれの思いを込めて熱唱し、会場を盛り上げた。

 同市制施行20周年、同会館開館50周年の記念事業の一環として実施。ゲスト歌手には野口五郎さん、高橋洋子さんを迎えた。

 出場20組は年代、選曲ともにさまざま。個性あふれるパフォーマンスを披露し、観客は拍手や手拍子で後押し。場内は一体感に包まれた。

 今週のチャンピオンに輝いた島田大夢さん(23、上越市)は、6月に生まれた息子と、妻への思いを乗せて「花束のかわりにメロディーを」を歌い上げ、「『かっこいいパパ』を見せられたと思う」と笑みを浮かべた。

 地元の糸魚川市からの出場も目立った。猪股桔平君(糸魚川白嶺高2年)と天野嵩琉君(同)の2人組は、「残酷な天使のテーゼ」を披露して観客を沸かせ、特別賞を受賞。〝本家〟の高橋洋子さんを前にしたパフォーマンス、高橋さんとのやりとりを振り返り「『のど自慢』に応募して本当に良かった。一生の思い出」と声をそろえた。