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5年ぶり巫女舞奉納へ練習 名立区の江野神社 7日~祇園祭 地元小中学生真剣に

真剣な表情で練習に臨む中学生たち(6月30日)

 名立区名立大町の江野神社(武内朋廣宮司)は7日から14日まで祇園祭を行う。13日夜には5年ぶりに巫女(みこ)による舞の奉納があり、巫女を務める地元小中学生が練習に励んでいる。

 地元の子どもたちによる巫女舞は30年ほど前から始まり、断続的に続いてきた。近年はコロナ禍で休止していたが、今年は5年ぶりに再開。小学6年生4人、中学2年生3人、経験者の大学生1人が巫女を務め、浦安の舞を奉納する。

 小中学生は全員が初めて。練習は5月19日から始まり、毎週末に実施。日枝神社(同市寺町3)禰宜(ねぎ)の小山功奈栄さんが指導している。浦安の舞は奉納舞の中では基本でありながら最も難しいという。6月30日の練習では一つ一つの所作に指導が入り、子どもたちは真剣な表情で動きを確認していた。

 本番では4人ずつ、2回の奉納をする。細谷果楠さん(名立中2年)は「先輩たちの舞を見てきて、やってみたいと思った。足を糸のように動かすのが難しい。4人でシンクロしてできるよう、何回も練習をしていきたい」と話した。

 舞の奉納は13日午後9時40分ごろから、御旅所前に特設する神楽殿で行う。