文字サイズ

熱中症予防に「涼み処」 上越市 市内49施設に設置

高田城址公園オーレンプラザはロビーや通路などを「涼み処」として開放。約100人を受け入れることができる

 上越市は1日から、高温時のやむを得ない外出の際に暑さをしのぐ場所として「涼み処」を市内公共施設内に設置した。期間は9月30日まで。

 昨年5月の気候変動適応法改正に伴い創設された「指定暑熱避難施設」指定制度に則した取り組みで、冷房設備や休憩場所を有する施設を「クーリングシェルター(涼み処)」として市民に開放する。

 設置場所は同市本城町の高田城址公園オーレンプラザや同市土橋の市民プラザ、各区のコミュニティプラザなど49施設。各施設には休憩用の椅子、自動販売機など水分を補給できる設備が置かれている。利用の申請は不要。開放時間や受け入れ可能人数は施設によって異なる。

 中川幹太市長は6月27日の定例記者会見で市民に、「涼み処を利用いただきつつ、暑さを避けて小まめな水分補給を心がけるなど、熱中症予防に努めてほしい」と呼びかけた。

 市では期間中、「涼み処」設置に協力する事業者を募集している。

 問い合わせは市環境政策課(電025・520・5689)へ。