文字サイズ

心身清め無病息災願う 境内で茅の輪くぐり 30日に「夏越の大祓」神事能生白山神社

拝殿前に設営された茅の輪(29日)
設営の様子(28日)

 糸魚川市の能生白山神社(佐藤英尊宮司)は30日、同神社で「夏越(なごし)の大祓(おおはらえ)」神事を行う。拝殿前に設営された「茅(ち)の輪」をくぐって心身をはらい清め、今年の残り半年間の無病息災を祈願する。

 同神社では一年の折り返しとなる6月最終日に同神事を行っており、毎年多くの参拝者が訪れる。今年も午前9時から大祓式を行い、茅の輪くぐりを始める。

 参拝者は自身の身代わりの意を持つ人形の白紙「形代(かたしろ)」に名前、生年月日を書いて携え、8の字を描くようにして茅の輪をくぐり抜け、境内にある御手洗(みたらし)の水面に形代をそっと流す。

 前日の29日までに神社関係者が設営を終え、直径約2メートルの大きな茅の輪が出来上がった。総代の中村利勝さん(77)は「たくさんの方々に参拝していただければ」と話している。

 茅の輪は7月4日まで設置予定。

設営の様子(28日)