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牧区の魅力詰め合わせ 割烹新柳 アンテナショップ開設

牧区の特産品を取り扱うアンテナショップ「牧っていいね」の店内。商品をアピールする見川社長

 牧区産のお土産や特産品を取りそろえたアンテナショップが5日、同区落田の宴会場「割烹新柳」内にオープンする。その名も「牧っていいね」。地元ではおなじみのフレーズを冠した。新柳を運営する太平堂の見川ゆかり社長は「牧区の情報発信の場にしたい」と意気込む。

 アンテナショップは新柳の売店コーナーをリニューアルして開設。店頭には同区産のコメや餅、そばなどの農産物、特産のどぶろくを使ったカレーやスイーツのほか、工芸品などのおよそ40アイテムが一堂に並ぶ。

 好きな商品を組み合わせてバッグに詰め、「牧のお土産セット」としてプレゼントや手土産に用立てることも可能だ。

 同区柳島の材木店、横尾木工所は地元産木材を使ったオブジェや小物入れを販売。横尾和弘社長(63)は「これまではネットでの販売が主だったが、実際に商品を手に取って見られる場所を提供していただきありがたい」と話した。

 店名の「牧っていいね」は10年ほど前、牧中生徒が自分たちのふるさとの魅力を伝えようと考えたキャッチフレーズ。それは代々受け継がれ、また同区住民の間に根付いて親しまれている。同校の了解を得て、店のロゴマークにも採用した。

 見川社長は同店を、小中学校の総合学習などの場として活用してもらうことも視野に入れる。子どもたちのアイデアを売り場に反映させたり、作品を展示したりして、地域ににぎわいをもたらしたいと話す。ショップのオリジナル商品も開発中で、アイテム数を増やしていきたい考えだ。

 見川社長は「お店づくりはここからがスタート。牧の魅力発信へ、子どもたちと一緒につくり上げていきたい」と展望を語った。

 営業時間は午前10時から午後6時まで。定休日なし。問い合わせは同店(電025・533・5024)へ。