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来春高校卒業予定者 1日から「就活」始まる 人材獲得競争が激化

 来春高校を卒業予定の生徒に向けた各学校での求人票掲出が1日、解禁される。今後、企業の学校訪問や就職希望者を対象にした合同企業説明会も始まる。少子化により人手不足が深刻な課題となる中、企業間で熾烈(しれつ)な人材獲得競争が始まる。

 新潟労働局によると、来春県内の高校を卒業予定の生徒は約1万7244人で前年比1%増。うち就職希望者は15・9%に当たる2747人で、県内での就職を希望する高校生は93・5%に当たる2568人。

 希望職種で多いのは製造業をはじめとする生産工程で約700人。サービスが261人で続く。建設や輸送は前年より希望者が増加している。生産工程は男子に希望者が多く、サービスは女子に多い。

 高校生が職業や企業に触れる機会も増える。ハローワーク上越は10、11の両日リージョンプラザ上越(上越市)で、ハローワーク糸魚川は12日にヒスイ王国館(糸魚川市)で高校生向けの企業説明会を開くことにしている。