文字サイズ

音楽で地域つなぎ活力 いきいき春日野ふれあいコンサート 春日地区の学校や団体合唱、演奏披露 フィナーレ 会場も一体に歌唱

コンサート最後に「ふるさと」を歌唱。観客も立ち上がって一緒に歌った
春日中合唱部と上越教育大混声合唱団の合同合唱。春日中合唱部は最後の出演となった

 第18回いきいき春日野ふれあいコンサート(同実行委員会主催)が15日、上越市新光町1の上越文化会館大ホールで開かれた。春日地区を中心とした学校や団体が出演し、音楽で地域が一体となった。

 「地域と学校を音楽でつなぐ」をスローガンに毎年開いており、認定こども園から大学まで幅広い年代の子どもたちが出演。合唱や吹奏楽、マーチングなどを披露した。

 コンサートが学校同士をつなぐことにもつながっている。春日中と上越教育大は合唱と吹奏楽で合同演奏を行った。春日中合唱部と上越教育大混声合唱団は「世界はバラ色輪になって踊ろう」を合唱。同曲は上越市民の藤井悦子さんが作詞、安東一重さんが作曲した。第10回コンサートで初披露されて以来、合同合唱で毎年歌われ、同コンサートのシンボルとなっている。

 春日中合唱部は本年度末で活動を終了するため、同コンサートへの出演は今回が最後。部長の西花音さん(3年)は「音楽を通じて地域とつながれるのは幸せ。大学生の素晴らしい歌声と一緒に歌えてうれしい」と話した。同曲は上越教育大混声合唱団が歌い継いでいく。

 最後は初の試みとして、会場全体で「ふるさと」を歌った。複数の出演団体がステージ上に勢ぞろいし、観客も立ち上がって一緒に「ふるさと」を歌った。客席で歌った男性は「大きな声で歌うことができた。とても活力がもらえる。(コンサートは)去年よりスケールが大きくなっていると感じる」と話していた。

春日中合唱部と上越教育大混声合唱団の合同合唱。春日中合唱部は最後の出演となった