妙高高原への玄関口駅前通りをきれいに 妙高高原中生徒会 地域住民と美化活動
妙高市立妙高高原中(小林辰男校長、生徒67人)生徒会は、地域住民の任意団体・高原地域環境美化グループと共同で19日、妙高高原への玄関口に当たる駅前通りの美化活動に取り組んだ。
同活動は4年前に生徒会が発案。地域の一員として、「住み続けられるまちづくり」への参画を目標にした。当初は中学生と教職員で行っていたが、趣旨に賛同する学校運営協会の地域コーディネーター、高原地域環境美化グループのメンバーらが応援するようになった。
花苗や土、肥料などの準備は、福祉教育実施校助成費とともに、文化祭「妙光祭」の収益を充当した。
今年は全校生徒が参加。縦割り班を組み、同路線のやおとく食堂からセジュール妙高間で花苗植え、草集め、ごみ拾いなどの作業に当たった。草刈りは事前に地域住民で実施した。
花植えは、同グループの3人がボランティアで協力。通りと駅前ロータリーの角にある花壇に、エボルブルス、サンク・エールなど暑さに強く秋まで持つ花苗、約60ポットを植え整備した。加えて多年草のキャットミントが彩りを添える。
8、10月には、生徒が参加し花壇の草取り作業を行う予定。定期的な水やりは、近所のやおとく食堂が担当する。
作業は約1時間で終了。生徒会の後藤ゆいか会長(3年)は「普段、地域の皆さんにお世話になっているので、感謝の気持ちを伝える機会になった」、岡田麻桜副会長(同)は「ここは駅に近くて、妙高山も見える。気持ち良く通ってもらいたい」などと話した。
地域コーディネーターの山崎京子さん(70)は「暑い中、皆さん一生懸命やっていただき、きれいな花壇ができた。(地域住民や観光客が)多く通る場所なので、できるだけ地域とつながり、駅前を美しくしてほしい」と願いを伝えた。