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感謝の言葉 やりがいに 上越市で福祉のしごと就職フェア 福祉事業所10法人出展 求職者へ情報発信

法人の担当者が求職者へ施設情報などを伝えた

 介護・福祉の合同企業説明会「福祉のしごと就職フェア」が29日、上越市土橋の市民プラザで開かれた。

 県と県社会福祉協議会・県福祉人材センターが主催。福祉事業所と求職者のマッチングの場づくり、福祉事業への理解促進を目的に県内各地で実施している。

 上越会場では上越地域で高齢者、障害者、児童福祉に携わる10法人がブース出展。参加者へ施設情報や求人情報を伝え、それぞれの希望を細かく聞き取っていた。

 同日は説明会と併せて就職支援セミナーを開き、福祉施設の現役職員が「福祉現場のリアルと求める人物像」をテーマに講演した。

 えちご府中会が運営する介護老人福祉施設「和久楽」の岡田敬子施設長は、求められる人材について「相手(同僚、利用者)が何を考えているかを想像し、対応する思いやりと誠実さが必要」とし、「(行動の結果が)感謝の言葉として返ってくることがこの仕事の魅力。自分が人や社会に貢献しているという実感がやりがいと励みになる」と説いた。