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ごみ拾ってクイズ挑戦 環境問題へ学び深める 親子連れら180人参加 海岸で清掃活動 名立区

約180人が参加し、楽しみながら海岸清掃に励んだ

 ゲーム感覚のごみ拾いイベント「上越トレジャーゲット・名立の海で宝を探せ」が29日、名立区名立大町の道の駅うみてらす名立と周辺海岸で行われた。市内外から親子連れら約180人が参加。クイズを楽しみながら環境問題について学んだ。

 「名立海の学校実行委員会」主催のビーチクリーン活動。過去2回実施したごみ拾いイベント「清走中」ではごみの回収量を競った。今回は学びを深めてもらいたいと、環境や名立にまつわるクイズを取り入れた。

 参加者は、砂に埋もれたプラスチック片やペットボトルなどを回収。ごみと引き換えにクイズの挑戦券がもらえ、「ペットボトルが自然の力だけで分解されるまで何年かかる」「上越市でリサイクルできないものは」「名立区の不動山の標高は何メートル」などの問題に答えた。成績上位者には名立の特産品が贈られた。

 頸城区の小学6年生、山口冬真君は「釣りが趣味で、海岸のごみが環境や魚に悪いと知り、ごみ拾いに参加した。クイズは楽しく、名立のこともよく分かった」と満足げに話した。

 実行委員長の岡崎祥子さん(44)は「ごみをただ拾うだけではなく、学ぶ要素が大事。名立の魅力を発信しながら、今後も趣向を変えて続けていきたい」と意欲を語った。