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業績、生きざま知って 8月に前島密サミット パネリスト、CF募集 上越市・前島記念館

クラウドファンディングのリターンの一つのストラップ

 前島密献碑祭実行委員会(新井美智雄会長)は8月10日、上越市下池部の前島記念館で「前島密サミット」を開く。イベントでパネルディスカッションを行うメンバーを募集している。また近日中にイベントを支えるクラウドファンディング(CF)の募集を開始する。

 同委員会は「郵便の父」として知られる上越の偉人、前島密の生誕地に建立された石碑前で毎年7月1日に「献碑祭」を行っている。その業績をさらに周知するため初のサミットを企画。同館の利根川文男館長は「来館者は、なぜもっと知られていないかと言う。その声に応えたい」と話す。

 サミットは人気の歴史系ユーチューバー、ミスター武士道さんが基調講演を行う。パネリストは5人程度。前島密についての作文を募集し、最優秀賞受賞者が登壇する。当日はユーチューブで無料同時配信をする。

 作文は一般が400字詰め原稿用紙4枚以内、中高生が同3枚以内。応募は7月20日まで同館(〒943・0119 上越市下池部1317―1、電子メールmaejimakan@sky.plala.or.jp)へ。

 クラウドファンディングは資金調達だけでなく周知を兼ねて実施。オンラインによる学習支援を行う「つながりと少しの勇気」の山岸優仁代表の協力で行う。目標金額100万円で、3000円、5000円、1万円、3万円のコースがあり、それぞれ前島密ストラップやTシャツ、日本酒などのリターン(お返し)が用意される。

 新井会長は「業績だけでなく生きざまを多くの人に知ってほしい。来年は生誕190年。200年までに(NHKの)大河ドラマ化を目指したい」と話した。