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三郷小 南本町小に編入へ 上越市教委方針固める 7月下旬 地域協に諮問

 上越市教育委員会は、同市立三郷小を令和8年4月に同市立南本町小に編入統合する方針を固めた。7月23日に開かれる三郷区地域協議会に諮問する。

 三郷小は児童数減少などを背景に、令和2年度から学校適正配置の議論を保護者や地域と進めてきた。統合先は南本町小と和田小が候補に挙がり、統合後に1学級20~30人の規模が維持できる見通しであることや、進学先の城西中に近く、通い慣れやすいことなどから、同市教委は統合先を南本町小とした。

 18日に開かれた三郷区地域協議会で教育総務課が現状を委員に報告。昨年10月に地域の合意を得られたと判断したことや、三郷地区の児童の通学方法として路線バスとスクールバスの両方を検討していること、南本町小に制服があることから、統合後2年間の移行期間を設ける方針であることなどを説明した。

 委員からは保護者の声として、通学や制服について心配する意見が上がった。同区地域協議会の保坂裕子会長は子どもの人数が少ない現状や統合した場合の通学、制服などさまざまな不安があるとした上で、「不安を払拭する対応、話し合いを進めてほしい」と語った。