滝の名所 楽しんで 地元組合ら整備管理 糸魚川市今井地区 不動滝で不浄祭
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糸魚川市大谷内の不動滝で8日、不浄祭が執り行われた。
田畑の耕作によって水が汚されることから不浄を清める神事として受け継がれ、毎年6月に行われている。整備管理を担う今井生産森林組合(川瀬豊組合長理事)が主催し、関係企業や地元団体、区長ら約30人が出席した。山々の緑に囲まれ、爽やかな風を受けながら、高さ70メートルから流れ落ちる滝に向かって手を合わせた。
不動滝は祭神として龍神が祭られている。水の神様、高龍神(たかおかみのかみ)を祭ったほこらが滝つぼ前の岩の上にある。滝に石を投げ込んだり、汚したりすると龍が大雨を降らせると伝わる。
春から秋まで、滝のマイナスイオンを浴びて癒やしのスポットとして親しまれている。周辺には遊歩道やキャンプ場などが整備されていて散策やアウトドアが楽しめる。管理人によると、キャンプ人口が増え、外国人観光客も目立つという。
川瀬組合長(59)は「今井の不動滝を皆さんに知ってもらい、見に来てもらいたい。維持管理を通して地域の団結、活性化につなげていきたい」と話した。