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吉田さん(元Jリーグアルビ監督)招き特別練習 プロの練習取り入れ攻撃面を強化 上越高サッカー部

生徒を指導する吉田さん(中央)。攻撃に必要な技術と、上達の心構えを語りかけた

 上越高(上越市寺町3、風間和夫校長)サッカー部は27日、Jリーグのアルビレックス新潟の元監督で、今季途中まで徳島ヴォルティスの監督を務めた吉田達磨さん(50)を招いての特別練習を行った。

 同部の藤川祐司監督の知人を通じて招へい。同部AチームとBチーム合わせて30人が参加し、約2時間の練習をした。

 攻撃面が現在の課題のため、ゴール付近での攻撃の動きを中心に練習。選手が密集するゴール付近ではスピードやリズムなどが重要で、吉田さんは「止める、見る、蹴るの動作を区切らず、一連で」と呼びかけた。

 今回の練習メニューはプロチームが行っているものも含まれる。今後は同部に合わせて手直しし、日々の練習にも取り入れていきたい考えだ。キャプテンの松澤煌成君(3年)は「簡単そうに見えて、思った以上に難しい。習ったことを生かし、相手を崩して点を取っていきたい」と話した。

 吉田さんは韓国リーグのコーチ就任が決まっており、日本をたつ前の最後の指導。「みんな元気で上手。もっと上手になれる」と話した。