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地域連携でスキー指導 元競技者指導中郷小で公開授業 学校スキー研究会

岡田さん(左)ら元競技者が指導協力する授業の様子を公開

 新潟県学校スキー研究会(会長・星野浩一高田西小校長)は26日、中郷区の中郷小で研究協議会を開いた。公開授業で地域と連携したスキー指導の様子などを発表した。

 同研究会は学校スキーの振興などを目的に、県内で教員ら約300人が所属。協議会は上越地方、中越地方で毎年交互に開いており、本年度は上、中越を中心に38人が参加した。

 公開授業は3、4年生のクロスカントリースキー授業の様子を公開。同校では中郷ジュニアXCスキー育成会と連携した授業を行っており、元競技者の指導者が指導協力している。同日は岡田俊介さん、湯本拓海さんが講師として来校。児童は習熟度別に3チームに分かれて授業を行い、スキーが得意な児童は競技力向上を、不得意な児童は雪や道具に親しむことを目指して体を動かした。

 同校はグラウンドに隣接する「夕日ケ丘」を活用し、難易度別の複数コースを設営しており、協議会参加者からはうらやむ声も聞かれた。星野会長は「環境を生かし、地域との連携がうまくいっている。県内でもスキー授業をする学校が減っているので、環境がある学校は維持していきたい」と話した。