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香港の高校生、糸魚川満喫 海洋高生と交流、市内見学も

海洋高の実習船に乗り、能生漁港周辺を巡った(1日、糸魚川ジオパーク協議会提供)
駅北広場キターレを見学(3日)

 糸魚川市と姉妹ジオパーク提携を結んでいる香港の高校生らが6月30日から7月3日まで同市を訪れ、市内のジオサイトの見学や海洋高生徒との交流などを満喫した。

 姉妹提携は平成21年に締結。学生の派遣事業などの教育分野、スタッフの学術交流、広報活動などに協力して取り組んでおり、香港ジオからの教育旅行の受け入れはコロナ禍を経て6年ぶり。

 香港ジオからは日本の高校生年代に当たる生徒20人が引率者と共に来訪。フォッサマグナパーク、親不知、弁天岩などを巡ったほか、海洋高生徒とビーチクリーン活動を行うなど交流を深めた。

 最終日の午後は同市大町2の駅北広場キターレを訪問。米田徹市長らから歓迎を受け、施設内を見学して糸魚川駅北大火について学んだ。

 香港の生徒からは、滞在期間中を振り返り「視野が広がった」「地質学的なことはもちろん、日本の文化も学ぶことができた」「(海洋高の生徒と)言葉の壁を越えていろいろと交流できた」「お互いの文化を伝え合うことができた」といった声が上がった。

駅北広場キターレを見学(3日)
香港の高校生(右)からプレゼントを受け取る米田市長(3日)