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天空から眺望楽しむ 熱気球の搭乗体験 ヤナギバヒマワリ見頃 9日まで安塚区で「黄金の回廊」

秋空の下に熱気球が浮かんだ
花畑には額縁を設置し、「映える」スポットを提供した

 安塚区の秋の風物詩、ヤナギバヒマワリが今年も見頃を迎えている。区内では9日まで、花を楽しむイベント「黄金の回廊 ヤナギバひまわりin安塚」(NPO雪のふるさと安塚主催)を開いている。8日には同区石橋のリバーサイドロード周辺で熱気球の搭乗体験が催された。

 搭乗体験の主管は石橋町内会(渡辺武敏町内会長)。ヤナギバヒマワリで彩られた同区の景観を空から楽しめるよう企画した。一般参加者や地域住民のほか、統合に伴い本年度末で閉校となる安塚中の生徒を招待。全生徒27人のうち9人が参加した。

 搭乗場所は同校のグラウンド。生徒らは3人ずつ熱気球の籠に乗り、約30メートルの高さに上昇。校舎や花畑、小黒川沿いに広がる町並みなど、普段は見ることができない眺望を楽しんだ。

 体験を終えた3年生の小関華穂さんは「高所から校舎や安塚のきれいな風景を見られ、良い経験になった。閉校は残念だが、学校があったことを一生忘れず過ごしたい」、渡辺会長は「学校は今まで地域交流の中核を担ってきた。きょうのイベントを通じて子どもたちの心に思い出を残し、地域の思いをつなげたら」と話した。

 同日はこのほか、NPO法人ふるさと越後・温かい音楽の会が主管する音楽サークルの合奏披露、地域産品の販売や豚汁の振る舞いなどが行われた。

花畑には額縁を設置し、「映える」スポットを提供した