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〈全国高校野球新潟大会〉高田北城、21日に中越と 準々決勝、1日ずつ順延に

ベスト8に進出し、準々決勝に挑む高田北城。4回戦、糸魚川に競り勝ち、歓喜の表情で応援席へ駆け出す(17日、柏崎市佐藤池球場)

 第105回全国高校野球選手権新潟大会は19日からハードオフ・エコスタジアム新潟で行われる予定だった準々決勝が雨天のため20、21日に順延となった。上越勢で唯一進出した第5シード高田北城は21日第2試合で第3シード中越と対戦する。高田北城のベスト8入りは春季大会に続く、夏はベスト4に入った2017(平成29)年以来6年ぶり。

 ベスト8は春季大会ベスト8以上のシード校が7チーム勝ち上がった。公立校は高田北城と三条の2校。高田北城は初戦の2回戦、柏崎工戦を終盤の逆転で7―2とものにし、3回戦は坂木陽(3年)―岩間創(同)の左右2枚看板の1安打完封リレーで新発田に2―0、上越勢対決となった4回戦は延長タイブレークにもつれ込む熱戦となり、糸魚川に4―3で競り勝った。

 現メンバーは1、2年時から試合に出場している選手が多く、昨春ベスト8、昨秋ベスト16、今春ベスト8とコンスタントに上位に進出している。昨夏もシード校ながら初戦敗退した悔しさがあり、原動力になっている。

 牛木晃一監督(52)は「経験がある子たち。バッテリーで相談し、練習も話し合いながらやっている」と評し、準々決勝に向け「第5シードをもらったので、何とかエコスタジアムでやろうと話していた。練習をしてもう一つ伸ばしてやりたい」と話す。

 準々決勝の相手は昨秋準優勝、今春ベスト4の中越。6年前の準決勝でも対戦し、その時は1―8で敗れている。4回戦の試合後、糸魚川の主戦・東野亜輝投手(3年)は「(高田北城は)秋春大会と結果を残しているので強いなと思った。自分たちは秋春と中越に負けている。自分たちが中越を倒したかったが、同じ上越勢で頑張ってもらいたい」とエールを送った。

 なお、準決勝、決勝も1日ずつ繰り延べとなり、準決勝23日、決勝25日。会場はいずれもハードオフ・エコスタジアム新潟。