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陸上女子1万メートル 小海遥(新井中出)パリ五輪に内定 妙高市から初の夏季五輪選手

小海遥選手

 日本陸上競技連盟は4日、パリ五輪に派遣する日本代表の内定選手を発表した。女子1万メートルに妙高市出身の小海遥選手(21、第一生命グループ、新井中―宮城・仙台育英高出)が選ばれた。同市から夏季オリンピックの代表選手は初の快挙。

 昨年7月のアジア選手権同種目で金メダルを獲得した。12月の日本選手権同種目で日本歴代7位(当時)の30分57秒67をマークし3位。今年5月の日本選手権同種目は2位。五輪選考条件のワールドランキングで出場枠の27位以内に入った。

 小海選手はチームを通じ、「日本代表に内定し、うれしさと感謝の気持ちでいっぱい。8月9日のレースに向けてトレーニングを行い、元気にスタートラインに立ちたい。ご声援のほど、よろしくお願いします」と喜びのコメントを発表した。

 妙高市の城戸陽二市長は「内定決定の朗報が届いた時は胸が熱くなった。パリではたくさんの思いと日の丸を胸に、小海選手らしい激走と世界のスポーツの祭典を存分に楽しんでいただくよう、妙高市民みんなで応援したい」とコメントした。早速、市役所内に祝福の横断幕を掲出した。