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関川の環境保全啓発 上越市稲田橋公園 看板リニューアル 稲田小5年生制作のポスター使用

児童による啓発ポスターをデザインした看板を除幕。5年生(左)と4年生(右)が参加し、活動の引き継ぎをした
4年生が地域住民と一緒に花を植栽

 上越市稲田の稲田橋公園に設置されている看板がリニューアルされ、6日に除幕された。同市立稲田小(遠藤和英校長)の5年生によるポスターがデザインに使われ、堤防を通る人らに関川の環境保全を呼びかける。

 同校は毎年、4年生が川を学ぶ総合学習の一環として、地域住民による「稲田橋花いっぱい実行委員会」(飯塚哲朗会長)と一緒に同公園で花の植栽を行っている。5年生は昨年度、植栽や生き物調査に加え、クリーン作戦を独自に行うなど、関川の環境保全に取り組んできた。

 地域に環境保全を呼びかけるため、啓発看板を作りたいと国土交通省高田河川国道事務所に打診したところ、過去に実施していた事業の看板をリニューアルすることが決定。同実行委員会の活動紹介と、児童が描いた啓発ポスター3点を配置した。児童によるポスターは同公園だけでなく、校区内の商業施設などでも掲示されている。

 除幕式は、本年度の植栽と併せて実施。5年生53人と4年生47人が参加した。5年生は4年生に「関川への思いを引き継いでください」と呼びかけ、4年生は「頑張ります」と力強く応えた。上原想一郎君(5年)は「みんなで協力してすてきな看板ができた」、渡邉綾翔君(同)は「これからも川を守る活動が続いてほしい」とそれぞれ話した。

 除幕式に続き4年生が植栽を実施。地域住民約30人と一緒に、サルビア、ニチニチソウ、マリーゴールドを計2140株植えた。斉藤咲良さん(4年)と牛腸玲さん(同)は「地域をきれいにしたい」と話していた。

4年生が地域住民と一緒に花を植栽

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