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迅速な救助へ連携 位置情報・登山計画 ヤマレコ(長野県松本市)と協定 糸魚川市消防本部

左からヤマレコの的場一峰社長、竹田消防長(同消防本部)

 糸魚川市消防本部は30日、オフラインでも現在地が分かるスマートフォン用登山地図アプリ「ヤマレコ」などを運営するヤマレコ(長野県松本市)と、「山岳遭難救助活動及び安全登山の普及・啓発に関する連携協定」を締結した。

 山岳遭難者の捜索、救助活動の迅速化を図る狙い。同協定締結により、同社が運営する遭難者情報照会システムにいつでもアクセスし、同社のアプリを使っている遭難者の位置情報履歴や登山計画書の情報を得ることができる。

 竹田健一消防長は「多くの登山者に利用されている登山地図アプリを活用し、要救助者の行動や計画などを確認することで発見、救出までの時間が短縮され、多くの人命救助につながる。登山者にも大きな安心感を与える、大変心強い連携」と期待した。

 同消防本部は昨年3月、登山地図GPSアプリ「YAMAP(ヤマップ)」を運営するヤマップ(福岡市)と「遭難ZERO協定」を締結している。これでヤマップ、ヤマレコ両方のユーザーへの迅速な対応が図られる。