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えちごトキめき鉄道 新社長に平井氏 元北陸信越運輸局長 鳥塚氏は相談役に

平井隆志氏

 えちごトキめき鉄道(上越市)は、鳥塚亮社長(63)が退任し、後任に元国土交通省北陸信越運輸局長の平井隆志氏(57)を迎える人事を固めた。31日に開く取締役会で決める。平井氏は6月の株主総会を経て就任する。鳥塚氏は25日に自身のブログで、退任し相談役に就くと明らかにしている。

 平井氏は東京都出身。1990年に旧運輸省(現国土交通省)入省。近畿運輸局自動車技術安全部長、自動車局安全政策課長などを経て、2021年7月から23年7月まで北陸信越運輸局長を務めた。今年1月から佐渡市の観光交通政策アドバイザー。

 鳥塚氏は19年9月、全国からの公募でトキ鉄社長に就任。前任の「いすみ鉄道」(千葉県)の再建経験や鉄道ファンの心をつかんだ発想で「観光急行列車」や「D51レールパーク」の開業、鳥塚社長自らが案内する鉄道ツアーやグッズ販売で経営に新風を吹き込んだ。