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まちなか歩き鑑賞を 雁木町屋にアート作品 26日まで上越市大町5で

会期前日、雁木町屋に展示した作品を見る出展者たち

 上越市大町5の雁木町屋にアート作品を飾る「雁木deアート」が25、26の両日に開かれる。茶色い格子や壁に展示される作品は美術館とは違う趣が感じられ、まち歩きとともに鑑賞が楽しめる。展示時間は午前9時から午後5時まで。

 同イベントは同所の「オフィスたてぐや北川」が企画。同店向かい側の7軒が展示場所になっている。家々は町屋ならではの格子があったり、シャッターなどが同系統に塗られていたりする。空き家も持ち主に許可を得て使用しており、同店の小林誠さんは「持ち主に、こういう使い方もあると知ってもらい、今後の活用につなげられれば」と話す。

 作品は6人が出展。同所のいたづらや尚(大坪正尚さん)が企画の趣旨に合う作家を選んだ。「初めてなので試行錯誤したが、背景の焦げ茶色が全てを受け入れてくれた」と話した。そして「今後はアーティストだけでなく住民にも参加してもらい、文化を通してつながればうれしい」と思いを語った。

 強風など荒天時は同店内での一部作品展示となる。