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春の寺野に歓声響く 満開の芝桜楽しむ 春祭りうど汁に行列 板倉区

満開の芝桜やこいのぼりが泳ぐ景色を楽しめるやすらぎ荘(3日正午ごろ撮影)
行列ができたうど汁の振る舞い

 板倉区寺野地区の「春祭り」が3日、同区久々野の「ゑしんの里やすらぎ荘」で開かれた。地元の特産品や満開の芝桜を楽しもうと、家族連れらでにぎわった。

 寺野地区連絡協議会が主催。やすらぎ荘を中心とした地域活性化を目的に、例年この時季に開いている。

 同日は、地元産ウドを使ったうど汁250人分が振る舞われた。また笹(ささ)ずしやみょうが団子など地元の特産品、採れたての山菜などを販売。開場早々に売り切れる人気ぶりだった。

 「いたくら芝桜まつり」が開かれている会場周辺は、色とりどりの約1万2000株が見頃を迎えた。菜の花とのコントラスト、こいのぼり150匹が青空を背景に泳ぐ景色は壮観。大人も子どもも歓声を上げて散策や記念撮影を楽しんでいた。

 生後8カ月の息子を連れて来場した高田地区の鷲尾純一さん(31)、里美さん(32)夫妻は「息子も興味津々で見入っていた。こいのぼりもあり、いい初節句になった」と笑顔だった。

 同協議会の古澤公男会長(62)は「にぎわいづくりのため開いている手作りのイベント。大勢の子どもたちの声が聞こえてうれしい」と話した。

 「芝桜まつり」は12日まで。土日祝日には地域の特産品販売やキッチンカーの出店、しゃぼん玉シャワーなどの催しがある。高校生以上は協力金として200円が必要。

行列ができたうど汁の振る舞い