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賃上げの流れ拡大を 連合上越メーデー集会

賃上げの流れを社会に広げようと気勢を上げる参加者

 連合上越地区メーデー実行委員会は27日、上越市の上越文化会館で集会を開き、大手企業で満額回答が出ている賃上げの流れを中小企業の組合にも波及すること、労働者・生活者視点に立った政治勢力の拡大を目指すこと、などを盛り込んだメーデー宣言を採択した。

 連合新潟上越地域協議会の飯田尚人議長は今年の春闘に触れ「全国の賃上げ率は平均5・2%で、前年同期比1・51ポイント増。県内では4・83%で同1・13ポイントの増だった。賃上げの流れが全ての労働者の賃金底上げにつながるよう期待する」と述べた。

 また、21日投票が行われた上越市議選で推薦し当選した熊倉隆将、小林和孝、本城文夫、山本佳洋の4氏が紹介されると、大きな拍手が起きた。

 会場では参加者からカップ麺や菓子をはじめとする食品を集め、必要とする人に寄付する「フードドライブ」が行われた。重量にして約26キロの食料が集まった。集まった食料は上越地域でフードバンク活動を展開する「フードバンクじょうえつ」に寄付されるという。