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休止乗り越え復活 イベントや地元の食の店 大勢の人でにぎわう 板倉区で寺野遊雪まつり

ビニールの袋を履き、滑りやすい足元で勝負をする恒例の雪上相撲
寺野食の陣のそば早食い。熱々のそばに出場者は苦戦苦闘

 板倉区猿供養寺のパークみよし野で11日、「寺野遊雪まつり」が行われた。休止を乗り越えて復活し、雪を活用したイベントや地元の食の店が大勢の人たちでにぎわった。同イベント実行委員会(丸山均実行委員長)主催。

 同イベントは、過疎化に悩む寺野地区の人たちが実行委員会をつくり、豪雪を逆手に取って地域を盛り上げるために行ってきた。実行委員会の人手不足などで昨年の第30回を節目に休止を決めていたが、実施の要望やコロナの規制緩和などもあって実施を決めた。

 前回は大花火大会のみの実施となったが、今回は雪上相撲、寺野ダービー、早食い・早飲みの「寺野食の陣」など、ほぼコロナ禍前と同規模で行った。これまで山部小児童が行っていた会場の雪像作りは、同校と統合した板倉小6年生が引き継いだ。そばやおでん、笹ずしなどの店も人気を集め、夜の「冬花火」で締めくくった。

 丸山実行委員長(70)は「体力的には少し厳しいが、これだけ大勢の人に来てもらうと、個人的には来年もやれればと思う」と話した。

寺野食の陣のそば早食い。熱々のそばに出場者は苦戦苦闘