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ひな人形がお出迎え ゑしんの里記念館・そば処いたくら亭 3月10日まで展示 板倉区

約210体のひな人形が飾られている、ゑしんの里記念館
豪華な衣装の飛鳥びななどが展示されている、いたくら亭

 板倉区米増のゑしんの里記念館と、同区針のそば処いたくら亭で3月10日まで、ひな人形が展示されている。表情や衣装、素材や制作年代もさまざまで、訪れる人の目を楽しませている。

 ゑしんの里記念館は例年、ひな祭りに合わせて展示。近年は、区内外から寄贈されたひな人形をエントランスコーナーと市民ギャラリーに飾り、来館者を出迎える。

 展示は1月28日に始まった。今年は約210体を展示。赤い毛せんの敷かれた段飾りがずらりと並び、圧巻の眺めだ。

 9日は介護施設の利用者や家族連れらが来館。写真を撮ったり、男びなと女びなの位置が左右逆となる関東びなと京びなの違いなどを比べたりしていた。柏崎市から家族と訪れた女性(87)は「素晴らしくて目の保養になる。人形を見比べるのが楽しい」と笑顔で語った。

 開館時間は午前10時から午後4時まで。

 一方、国の登録有形文化財に登録されているいたくら亭は、四つの段飾りと床の間飾りを展示。中でも金糸刺しゅうの衣装が豪華な「飛鳥びな」は、ひときわ目を引く。午前11時から午後2時30分まで。見学のみも可能。

 ゑしんの里記念館の下鳥大助館長(50)は「ひな人形を見て気持ちを明るく、春の訪れを感じに出かけてほしい」と呼びかけている。

 入場無料。いずれも火曜休み。

豪華な衣装の飛鳥びななどが展示されている、いたくら亭