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スポーツクラブあらい ラジオ体操普及に尽力 スタッフの白石勇喜さん1級指導士合格

NPO法人全国ラジオ体操連盟から公認資格「1級ラジオ体操指導士」の認定を受けたNPO法人スポーツクラブあらいの白石さん
市の委託を受けラジオ体操の普及、促進に力を入れてきたスポーツクラブあらい。県表彰や信越地方表彰を受けている

 妙高市のNPO法人スポーツクラブあらい(池田和資理事長、事務局・市総合体育館内)は長年、ラジオ体操の普及、促進に力を入れてきた。NPO法人全国ラジオ体操連盟(荒木田裕子会長)から2019年に県表彰、22年は信越地方表彰を受賞している。同クラブのスタッフで市スポーツ推進委員の白石勇喜さん(35)がこのほど、同連盟の公認資格「1級ラジオ体操指導士」の認定を受けた。

 同市は、市民の健康維持・増進対策の一環として、事業所、町内会、スポーツクラブなど約50団体を市ラジオ体操実践登録団体に指定している。同クラブは市の業務委託を受け、事業を展開。CD・DVDの貸し出し、旗の配布、講師の派遣などを行っている。

 同団体は、市総合体育館、水夢ランドあらいの指定管理者でもある。両館では毎日午前10時と午後3時からの2回、ラジオ体操を放送している。

 白石さんは13年に2級指導士の資格を取得している。今回、長年尽力してきた先輩の背中を追い「自分のレベルを試す気持ち」で1級指導士を受験。初挑戦で合格を果たした。

 受験には、生活環境の変化などでラジオ体操人口が減少傾向にあるとの危惧もあった。「無理なく、ほぼ全ての筋肉を使う。跳躍などもあり、健康な体を維持するのに優れている」などと特長を紹介し、日常の中での継続を推奨。「1級合格で気が引き締まる思い。頑張らなければ」と責務を話した。

市の委託を受けラジオ体操の普及、促進に力を入れてきたスポーツクラブあらい。県表彰や信越地方表彰を受けている