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自転車活用しまちづくり 糸魚川でシンポ 「冒険家」ら意見交換

パネルディスカッションの様子

 県糸魚川地域振興局主催のシンポジウム「自転車を活用したまちづくりとツーリズム」が12日夜、糸魚川市一の宮1の同市民会館で開かれた。上越地域や長野県の行政関係者、自転車関連事業者ら約50人が参集。基調講演やパネルディスカッションを通じ、まちづくりやサイクルツーリズムの活性化を考えた。

 基調講演では、世界を自転車で8年半旅した長野県の「自転車冒険家&自転車まちづくり実践家」・小口良平さんが、「まちづくりサイクルリーダー(ガイド)がその街から生まれる重要性」と題して講じた。

 パネルディスカッションでは小口さんら4人がパネリストを、室谷惠美さん(一般社団法人散走ネットワーク理事・事務局長)がコーディネーターを務めた。

 自転車を活用したまちづくりとツーリズムについて、パネリストらはサイクルトレインの可能性、自転車と他のコンテンツの組み合わせなどの観点から活発に意見交換。小口さんは久比岐自転車道の魅力や活用などに言及し、「一人ではなかなかモチベーションが続かない。仲間がいるから何とか続く。皆で高いところを目指していければ」と一丸で取り組む大切さを強調した。