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越後上越上杉おもてなし武将隊に新メンバー 上杉謙信の姉、景勝の母「綾」が新たな姿で

初めてのおもてなし演武を披露する「綾」

 越後上越上杉おもてなし武将隊は4月28日、上越市大豆の春日山神社境内で行った「結成13周年記念イベント」の中で新メンバーを発表した。上杉謙信の姉で景勝の母、「綾」が新たな姿で復活した。

 「仙洞院(仙桃院=せんとういん)」の法号で知られる綾は、坂戸城(南魚沼市)の長尾政景に嫁ぎ、子どもの景勝は謙信の養子となった。綾は2代目。初代は2020年7月にデビュー、活動休止を挟んで昨年12月31日に〝出立〟した。

 初代は「綾姫」で若い頃の姿、今回登場した「綾」は成長して政景に嫁いだ後の姿だという。上越観光コンベンション協会は「綾が成長して現代に戻ってきた」と説明した。

 登場した綾は緊張気味ながらも丁寧な口調で「仙洞院という名の方が知られているかもしれませんが、これを機に綾という名を覚えてください。春日山城を盛り上げ、温かいおもてなしをしたい」と思いを語った。そして初のおもてなし演武を行い、メンバー4人で鬨(とき)の声を上げた。