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米作り、酒造りの思い知って 竹田酒造店 大潟町小6年生が田植え体験

頸城平野を一望できる柿崎区水野の田で手植えする大潟町小6年生

 大潟区上小船津浜の竹田酒造店(竹田成典社長)は今年も大潟町小(中澤和仁校長)に呼びかけ、米作りから酒造りの体験を提供する。6日、柿崎区の中山間地、水野で酒米の田植え作業を行った。

 6年生を対象にした3年目の取り組み。大潟の魅力の一つとして酒造りを知ってほしいと提案。田植えや稲刈り、酒仕込みの体験を通じ、そこに関わる人たちの思いに触れてほしいと願っている。

 体験する田んぼは、今年も同社の蔵人で農業を営む清水徳幸さん(51)が提供した。前日に格子状の跡をつけ、6年生59人がそれを目印に酒米「越神楽」の苗を手植えした。ほとんどの児童が初めてといい、「泥の感触がぬるぬるして楽しい」などと笑顔を見せた。

 清水さんは「子どもたちから喜んでもらい、良かった。田植えを体験することで農業や酒造りに関心を持ってもらえたら」と話した。