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ミニサイズで復刻販売 「ロードレース」で振る舞い 大杉屋惣兵衛 「塩送羊羹」

ミニサイズの塩送羊羹。題字は陶芸家の齋藤三郎によるもの

 上越市の和菓子店「大杉屋惣兵衛」はこのほど、塩ようかん「塩送羊羹(しおくりようかん)」を販売している。手軽に食べられるミニサイズに規格を変えて6年ぶりに復刻。2日に行われる高田城ロードレースに私設エイドを設けてランナーに振る舞う。

 塩送羊羹は敵に塩を送った上杉謙信の故事に基づいたもので、北海道産あずきこしあんをベースにほのかに塩味が感じられる。「謙信公シリーズ」のミニサイズようかんは「第一義」「春日山」に続く第3弾。雪室ようかんの「濃茶」「珈琲(コーヒー)」と合わせて5種類が出そろった。

 ミニサイズのようかんは気軽に食べられ、適度な水分もあるためスポーツや登山の栄養補給にも向いているという。高田城ロードレースに合わせ、同市本町5の本店前に開設する私設エイドでミネラル補給が期待される「塩送羊羹」などを一口サイズにして振る舞う。

 同店は今年1月であめ製品の製造を終了しており、ようかんを大きな柱とする。「温度変化に強いため、万が一に備えて車に常備することもできる」と話し、さまざまな用途での活用を提案している。塩送羊羹は1本270円(税込み)。本店とお馬出し店(同市本町3)、エルマール店(同市西本町3)などで販売している。