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三八朝市祭り 祇園ばやしで朝市に活気 スイーツ販売も盛況

直江津祇園囃子同好会の演奏を大勢の来場者が鑑賞
菓子店6店舗が共同出店したスイーツまつりではかしわ餅などを販売

 上越市中央2、3の三・八の市で3日、「三八朝市祭り」(三八朝市周辺まちづくり協議会主催)が開かれた。祇園ばやしの演奏で、朝市会場を活気づけた。

 祇園ばやしの演奏は朝市の盛り上げに加え、夏の直江津祇園祭の成功を願って実施。直江津祇園囃子同好会が演奏した。同会は直江津祇園ばやしの正調を伝承していくことを目的に町内を越えた有志で結成。朝市祭りでの演奏は3年目で、メンバー7人が出演。屋台停泊中に演奏する「泊まり」、巡行中の「流し」、御饌米奉納後に各町内に帰る際の「いたこ」を奏でた。

 買い物客は椅子席や立ち見、行列を作りながらとさまざまな形で鑑賞。「元気が出るね」といった声が聞かれた。金井いぶきさん(直江津南小3年)は「太鼓が大きな音ですごかった。祭りが楽しみ」と話した。

 直江津菓子組合は「直江津スイーツまつり」と題し、朝市に特別出展。組合6店舗がそれぞれの名物や、端午の節句にちなんだかしわ餅を販売した。開始時刻から買い物客が足を止め、気になる菓子を次々と買い求めた。

 同組合はこれまでも朝市のイベントの合わせてスイーツまつりを実施。朝市の活性化に加え、各店の味を知ってもらい、街中の回遊につなげることを狙う。同組合の坂詰喜範組合長(坂詰菓子本店)は「市に来る人にも(スイーツ祭りが)浸透してきた。活性化に少しでも貢献できたら」と語った。



◇手作り装飾品や雑貨並ぶ ライオン像のある館で販売

 上越市中央3のライオン像のある館で3日、ライオンマルシェが開かれた。歴史ある建物の中で、手作り品などを販売した。

 同イベントは同市内の個人作家や店舗有志が同日の三・八朝市祭りに合わせて開いているイベントで、6組が出店。手作りアクセサリーや雑貨、菓子などの販売やワークショップを行った。

 訪れた女性客は「こういうイベントがあると、普通の朝市よりも人が集まって活気が出てくるのでは。もっとPRしてほしい」と話した。

菓子店6店舗が共同出店したスイーツまつりではかしわ餅などを販売
手作り雑貨やアクセサリーに買い物客が興味津々