文字サイズ

芝火災想定し消防訓練 保育園児や住民も見学 頸北消防署

訓練完了を署長に報告
訓練を見守った保育園の園児や地域の人たち

 頸北消防署(五十嵐謙英署長)は4月26日午前、林野火災を想定した消防訓練を柿崎区下小野の下黒川農村公園で行った。

 この時期は気象状況や火入れ、山菜採りなどの入山者の増加により林野火災の危険が増すとして訓練を実施。消防ポンプ車と指令車など3台、同消防署の9人が参加し、延焼拡大や急斜面での消火活動を想定した。

 水を積んだ消防ポンプ車のほか、可搬ポンプで用水からくみ上げ、背負い式の消水のう「ジェットシューター」を使用して消火に当たった。

 五十嵐署長は「山火事や芝火災は水利不足の場合がある。また、隊員が巻き込まれる危険性があり、逃げ道や退路をしっかりとイメージすることが大切」とし、住民には「火災の原因となる野焼きやごみの焼却は控えていただきたい」と要望した。

 上越地域消防管内の芝火災は昨年が28件、今年は訓練前日の25日までに5件となっている。

 訓練は近くの保育園の園児たちや住民も見学した。

訓練を見守った保育園の園児や地域の人たち