世界的に活躍しているクラシックギタリスト、藤元高輝さんを上越に招いてのギターリサイタルが５月２６日、吉川区下町の同区コミュニティプラザ多目的ホールで開かれる。長岡、新潟、上越の３カ所での公演の最後。音楽を核に地域活性化の活動を進める「夢をかなえる会」（小山正昭代表）主催。

　藤元さんは１９９２年、東京都北区生まれ。２００８年、ヴァイカースハイム国際ギターフェスティバル（ドイツ）コンクール部門第１位、１１年、東京国際ギターコンクール第１位、１９年、ハインスベルク国際ギターコンクール（ドイツ）第１位など。

　２０１２年１０月に新潟室内合奏団第６４回演奏会で、日本を代表するギタリスト大萩康司さんの推薦により演奏し、団員や聴衆を魅了。１９年１０月に同団第８０回演奏会でヴィラ＝ロボスのギター協奏曲のソリストとして再び演奏した。新潟市内のギャラリーでもコンサートを行っている。

　上越での公演は初めて。吉川区大乗寺の農業、山岸協慈さん（６１）が橋渡しした。山岸さんは２０２１年全日本アマチュアギターコンクールで１位に輝き、上越でも演奏会などを開いている。その山岸さんが「本当にすごい演奏。もともと天才だが、さらに音楽を探求し続けている。世界レベルのクラシックギタリストの演奏を聴ける貴重な機会」と話す。

　演奏予定曲目は「主よ人の望みの喜びよ」（Ｊ・Ｓ・バッハ）、「ヴェニスの謝肉祭による変奏曲」（Ｆ・タレガ）、「カタロニア民謡集」（Ｍ・リョベート）、「『鏡』より道化師の朝の歌」（Ｍ・ラヴェル）ほか。

　上越公演は午後２時３０分開場、同３時開演。前売り２０００円、当日２５００円（高校生以下無料）。プレイガイドは吉川区・長谷川呉服店、大潟区・大潟ショッピングセンター内まえかわ、上越文化会館など。問い合わせは山岸さん（電０８０・４０６０・９７５６）へ。