板倉区久々野の温浴施設「やすらぎ荘」周辺で２０日から、「いたくら芝桜まつり」が開かれる。５月１２日までの土日曜・祝日午前１０時から午後５時まで。２０００平方メートルの敷地にシバザクラ約１万２０００株が咲き、こいのぼり約１５０匹が来場者を迎える。

　イベントは寺野連絡協議会と住民団体「みどりやすらぎグループ」が主催、やすらぎ荘が共催。景観をゆっくり楽しんでもらいたいとの思いから、昨年に続き実施。地域の特産品販売やキッチンカーの出店、しゃぼん玉シャワーなどの催しがある。

　シバザクラの管理やこいのぼりの掲揚は長年、みどりやすらぎグループが担当。１９日にメンバーら８人が参加し、こいのぼりの一部を飾り付けた。ほとんどは市民からの寄付で、約１５０枚を所有。１匹ずつワイヤに取り付け引き揚げると、風になびいて悠々と空を泳いだ。

　寺野地区の地域おこし協力隊、福井拓也さんは「地域の祭りの雰囲気を、ゆっくり楽しんでもらいたい」とアピールした。

　シバザクラは順次開花し、５月３日ごろに見頃を迎えるという。観賞者には管理費として協力金２００円を呼びかけている。