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米山山麓ロードレース 名物コースに挑戦 県内外から612人出場 アップダウン走破

ハーフマラソン、スタートの様子(大会実行委員会提供)
ハーフマラソンの中間付近にある、最高地点270メートル(海抜)の水野集落。上り切りホッと一息つくランナー

 米山の裾野を駆け抜ける柿崎区の第32回米山山麓ロードレースが14日に開かれた。北は北海道から南は福岡まで県内外から612人が出場。ハーフマラソンでは名物のアップダウンのコースに挑んだ。

 昨年、コロナ禍明けで4年ぶりに開かれ、2年連続の実施。走るには暑いぐらいの天候となり、ランナーは各所で給水しながらハーフマラソン、11キロ、5キロ、3キロの4種目を走り切った。上越市の中川幹太市長も5キロを完走した。

 ハーフマラソンの最高地点は海抜270メートルの水野集落。下の米山寺集落から米山に向かう上り坂を走り、水野に到着すると、汗を浮かべながら給水所で一息。上越の沿岸や頸城平野を一望できる景色を堪能した。

 水野集落の箕輪隆久町内会長(59)は「ちょうど桜も見頃。景色を見ながら気持ち良く走ってほしい」とランナーたちを歓迎した。

 ゴール地点の柿崎総合体育館(かきざきドーム)前では「頸北太鼓 瑞芭」が力強い演奏で後押し。また、同市食生活改善推進員のメンバーが熱々の豚汁を作り、ランナーを迎えた。柿崎中の生徒らがコース誘導や式典運営などをサポートした。

 ハーフマラソンを1時間15分48秒で走破し優勝した澤田英明さん(27、富山県滑川市)は「出場するのは初めて。アップダウンのコースは得意だけど、上りはきつかった。景色がきれいで気持ちが良かった」と爽やかな表情で話していた。(各クラスの上位結果は18日付に掲載)

ハーフマラソンの中間付近にある、最高地点270メートル(海抜)の水野集落。上り切りホッと一息つくランナー
下牧集落の応援風景。激励メッセージと選手のローマ字の記載も
ハーフマラソン、残り3キロ、川田から阿弥陀瀬の田園地帯を走る
ゴール地点では「頸北太鼓 瑞芭」が演奏して勇姿をたたえる
ゴールした後、ランナーの胃袋を満たす豚汁の提供