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危険箇所を点検・確認 児童と大人 通学路でフィールドワーク 中郷区

踏切や交差点など交通量の多い箇所を通る際の注意点を聞く児童

 中郷区さとまる学校(竹内靖彦理事長)は11日、上越市立中郷小校区内で通学路の危険箇所を確認するフィールドワークを行った。各町内の地域活動部員や同区総合事務所職員、教職員や交通安全協会ら約50人が参加し、児童と下校しながら安全指導をした。

 フィールドワークは例年、新1年生が入学するこの時期に、児童が安全に登下校できるよう実施している。

 同校の野島聡子校長は「自分の足で歩いたり、目で確認したり、その場所で説明を聞いたりすると、注意すべき場所がもっとよく分かる。しっかり確かめて」と呼びかけた。

 児童は通学の班ごとに分かれ学校を出発。各班の担当者と共に、リストに挙げられた地域の危険箇所や、困ったときに助けを求められる「こども110番の家」の場所を確認した。

 江端・野林町内の班は、交通量の多い交差点や踏切付近では特に注意し、流れが急な用水路の近くや道路際の土手で遊ばないことなどを確認。6年生は安全マップを作成するため、情報を地図に落とし込んでいった。

 6年生の陸川楓生さんは「細い道や交通量の多い所は気を付けたい。危険な場所がすぐに分かるような地図を作りたい」と話した。

 110番の家となっている、佐藤理容所の佐藤ゆう子さんは「毎朝、店の前を通る子どもたちを見守っている。けがをしたり具合が悪くなったりしたときなども頼ってほしい」と話していた。