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8割の力で精いっぱい おちゃめで人気「宇佐美定満」出立 越後上越上杉おもてなし武将隊

出立式で川柳の特選を紹介し、〝イケオジスマイル〟を見せた

 越後上越上杉おもてなし武将隊の「宇佐美定満」は31日で出立(退陣)する。24日に〝本陣〟の埋蔵文化財センター(上越市春日山町1)で行われた本年度最終おもてなしで出立式が行われた。

 宇佐美は昨年1月、隊に加わった。関西から訪れた20代の女性3人組は「愛嬌(あいきょう)があり、おちゃめでかわいい。SNSへの返信もまめでファン思い」と魅力を話した。

 出立式ではファンが武将隊と交流できるお茶会やSNSで宇佐美を題材に募集した川柳の品評会を行った。宇佐美は集まった55首から演武での雄姿や笑顔などを詠んだ5首を特選に選び、武将隊のメンバーに詠んだ川柳の短冊を手渡した。そして現在のメンバー4人で最後となる「名乗り口上」を披露して締めくくった。

 宇佐美は「10割の力で戦ってはなりません。8割で精いっぱい頑張り、倒れたときに立ち上がって新しい道に向かう力を残しておきましょう」と老練な軍略を語り、残り少なくなったファンとの交流を楽しんだ。