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あるるん畑が価格高騰受けフェア 上越産米手頃な価格で 30日まで「魅力満載フェス」

「にじのきらめき」「コシヒカリ」を試食する人たち

 全国的にコメの市場在庫が減少し価格が上昇していることを受け、JAえちご上越は22日から「あるるん畑」(上越市大道福田)をはじめ、管内の直売所で上越地域産米を手頃な価格で販売する「お米の魅力満載フェス」と題したイベントを始めた。

 昨年産米は本県をはじめ多くの産地で異常高温、豪雨を受け品質が低迷。市場在庫が減少し、価格が上昇している。同JAによると、管内の大規模生産者の元には米穀卸売業者から追加の供給依頼が来ており、担当者は「新米が出始める9月以降まで在庫を持てるよう努力している」と話す。

 あるるん畑では、同JAが精米し販売する10キロ袋、生産者や銘柄、数量を指定して購入することができるコメを求め、複数の買い物客が集まった。食味が良く高温に強いとされる品種「にじのきらめき」や地場産コシヒカリの試食では、多くの人が食べ比べをしていた。

 「にじのきらめき」を試食に供した清里区の生産者は「今年は明らかにコメの需要が伸びている。取引のある個人から追加の注文が多く入っている」と話した。

 フェスは30日まで。コメは在庫がなくなり次第終了。