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金谷山の魅力再発見 パンフに散策マップ掲載 レストラン「ヨーデル金谷」

ランチョンマットサイズの散策マップを手にする同店スタッフ。窓外には緑豊かな金谷山の風景が広がる
金谷山公園周辺散策マップ

 上越市の金谷山公園の麓にあるレストラン「ヨーデル金谷」(同市大貫2)は同店のパンフレットに「金谷山公園周辺散策マップ」を掲載。紙面の半分を使い、レルヒロード周辺の見どころを紹介している。レストランの運営会社「ミーナハライペ」の浅見実社長(56)は「地元の魅力を再発見するきっかけになれば」と願っている。

 パンフレットはA4サイズの紙を三つ折りにしたもの。外側には同店の外観や料理の写真が掲載されている。

 中を開くと地図があり、日本スキー発祥記念館やレルヒ少佐の像、BMX場や南葉高原キャンプ場といった金谷山公園周辺の施設や観光名所を紹介。さらには会津墓地や医王寺・薬師堂、旧高田藩和親会金谷山墓地、芭蕉句碑といった、地域の歴史や文化を伝える名所旧跡に焦点を当てた。

 地図は子どもたちにも興味を持ってもらいたいと、イラスト風にデザイン。同店付近に出没する鹿をモチーフにしたオリジナルキャラクター「金谷ろくめい」が登場し、自然、歴史、文化に彩られた同公園の魅力を平易な言葉で紹介している。

 長年、地域に親しまれている同店。浅見さんは地域活性について金谷区地域協議会委員と意見交換しながら、自分たちができる地域活性化策を模索。来店客に金谷山周辺の魅力を再発見してもらいたいとの思いを、パンフレットに地図として表した。

 今後はレストランの敷地内を整備し、誰もが気軽に利用できる休憩場所を造りたいと準備を進める。

 浅見さんは「居心地がいいよね、と思ってもらえる場所を、地域と一緒につくっていきたい」と意気込んでいる。

 パンフレットは2000部を作製。同店店頭で配布している。

金谷山公園周辺散策マップ