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環境問題に興味関心 上越市高田城址公園でみどりのフェスティバル

天候に恵まれてイベント開始直後から多くの人出。花や苗の販売、無料配布には特に多くの人が並んだ
初参加の上越市農林水産業振興協議会林業部会による丸太切り体験。親子でのこぎり引きに挑戦した

 春の大型連休が始まり、各行楽地がにぎわっている。上越市本城町の高田城址公園芝生広場では27日、恒例の「みどりのフェスティバル」(同実行委員会主催)が開かれた。この日は同市高田で今年最高の26・0度を記録するなど天候にも恵まれ、開始直後から多くの人が訪れた。

 同フェスティバルは「みどりの日」(現在は5月4日)に合わせて始まり、行政や学校、市民団体や環境保護団体、林業、木工業、生花業などが体験コーナーや取り組みの展示、販売などを行い、自然や森林の大切さ、役割を楽しく学んでもらうイベント。

 今年は19団体と13区画のフリーマーケット、キッチンカー5台が出店。会場では木製の遊具やストラップ、マグネットなどの木工体験、植物などに関するクイズラリー、ガーデニング展示、花の苗や植物の無料配布などが行われた。クイズラリーを終えた竹田美莉さん(高田西小5年)、優莉さん(同3年)姉妹は「木々が枯れる環境問題について知った。きょうも自転車で来たし、日頃から環境を守る取り組みを続けたい」と話した。

 実行委員長の鈴木敏男さん(エコ・グリーン代表)は「緑に親しむことをきっかけに、環境問題や緑を守ることに興味を持ってもらえたら」と願った。

初参加の上越市農林水産業振興協議会林業部会による丸太切り体験。親子でのこぎり引きに挑戦した