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舞奉納に熱視線 黒川神社春季例大祭 柿崎区 お菓子まきや演者とのやりとり子どもたち楽しみ歓声

「浦安の舞」を披露する圓田神社の佐治瑠璃さん
舞殿からのお菓子まきに子どもたちが歓声

 柿崎区柿崎1区の黒川神社の春季例大祭が17、18の両日、開かれた。ハイライトとなる2日目夜の舞奉納は8演目が披露され、近隣の家族連れや子どもらが見守った。

 万灯やちょうちんを設置し、祝詞を奏上した。日中は青年会と子ども会のみこしが巡行。舞は昼と夜の2回に分けて披露され、昼は年配者中心に、夜は多くの子どもたちが来場した。

 子どもたちを引きつけたのは舞殿からのお菓子まきや、「海幸」での演者とのやりとり。われ先にとお菓子を手に入れていた。総代会の玉井龍会長(78)は「小さい頃感じたようなワクワクした祭りにしたい。子どもたちに体験してもらい、後に引き継いでほしい」と思いを託した。

 黒川神社の佐治雅代宮司(本務社・圓田神社)は「コロナが明け、平穏が戻ったと思ったら、元日に能登半島地震が起き、世界を見たら争い事が絶えない。被災された方、厳しい状況に置かれている方に思いを致して、春祭りをさせていただいた。復旧復興、世界平和を祈る祝詞も併せて行い、大きな祈りになるように」と今年の祭りの意義を説明した。

舞殿からのお菓子まきに子どもたちが歓声