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スポーツ 広域

50種目、自己新目指し 上越陸上選手権 上越地域中心に671人

男子中学100メートル決勝、号砲とともに前傾姿勢でスピードに乗る
女子中学100メートル障害決勝、予選で14秒47の大会新をマークした荻原怜愛選手(中央、長野・軽井沢A&AC)が決勝でも14秒50の大会新

 第91回上越陸上競技選手権大会が20、21の両日、上越市高田城址公園陸上競技場で行われている。柏崎、中越、下越の各地域で選手権大会が重なったため、今回は上越地域の選手が中心。長野県や石川県の県外を含め、小学生から一般まで671人がエントリー。各年代男女別の約50種目に挑んだ。

 初日はメインスタンド側の直線で強い向かい風の中、トラック競技の選手たちは号砲とともに駆け出し、自己ベスト更新に挑んだ。多くの選手が今季初戦とあり、今シーズンを見据えて練習の成果を発揮した。大会新記録は予選、決勝の2種目で3度マークされた。

 大会は1929(昭和4)年に金谷山グラウンドで始まった。56(同31)年に現在地に公認陸上競技場が完成し、97(平成9)年には全天候型に改修されたピッチで競技の歴史を刻んできた。

 上越市陸上競技協会の曽田裕童会長は「各地区で選手権大会が重なったが、他県からも選手が来てくれ、盛り上がった大会となっている」と話し、長い歴史を有する大会の実施を喜んだ。

 2日目の競技は午前9時40分から午後3時40分過ぎまで。観覧は自由で無料となっている。

女子中学100メートル障害決勝、予選で14秒47の大会新をマークした荻原怜愛選手(中央、長野・軽井沢A&AC)が決勝でも14秒50の大会新
女子中学1500メートル決勝1組、十日町南(前2人)と新井の選手たち(白・赤ユニホーム)が上位に付ける