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野球部女子選手を募集 関根学園高で受け入れへ 将来的には部の創設も 

現在の野球部マネジャーらをモデルにした野球部女子創設と女子部員募集の情報

 関根学園高硬式野球部は女子部員(選手)を募集し、令和7年度から受け入れる。部員が集まれば女子硬式野球部を創設する運び。中学校やクラブチームでプレーし、上越の高校で野球を続けたいと思っている女子選手を募る。

 安川巧塁監督(32)が「甲子園塾」などへの参加を通じ、野球人口の減少や野球環境の変化を痛感。全国的な女子野球の広がりの一方、県内には高校女子硬式野球部は1校(開志学園)しかない。上越地域の小中学生の女子選手や保護者の要望、また新潟県女子野球連盟や上越の女子軟式野球チームの関係者から後押しの声もあって、受け入れを決めた。すでに野球部のSNSなどに情報を掲載している。

 同監督は「中学校などへ見に行くと、多くに女子の部員がいる。上越でも続けられる環境が欲しいと聞く。多様化の時代であり、やってみようと思う。ニーズに応えたい」と話す。

 令和6年度に中学3年生を対象に募集し、翌7年度から受け入れ。いずれ多く集まれば、女子硬式野球部の創設を視野に入れている。指導者は現在の野球部内から予定。練習は男子とは別だが、男子の練習試合(B戦)に出場させることも考えている。