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3中学校で卒業式 新井中185人が母校巣立つ 妙高市

卒業証書を受ける卒業生代表(11日、新井中)
拍手に送られ母校を巣立つ卒業生(同)

 妙高市立3中学校で11日までに、令和5年度の卒業証書授与式が開かれた。コロナ禍の影響を受けた中でも協力し、困難を乗り越えた3年生が巣立ちの日を迎え、在校生と教職員、保護者や来賓らの祝福を受けて思い出の詰まった母校に別れを告げた。

 市教育委員会によると、本年度の3年生は3中学校と総合支援学校の計233人。卒業式は妙高高原中が4日、妙高中が5日、新井中が11日に実施。総合支援学校は21日に行われる予定。

 このうち新井中(桑原陽一校長)では185人が門出を迎えた。一人一人が起立して名乗り、卒業生代表に桑原校長から卒業証書が贈られた。

 式辞で桑原校長は「不撓(ふとう)不屈」を合言葉にさまざまな「新井中ブランド」を創造、それぞれの「根っこ」をつくった3年生をたたえ、将来に期待。不確実な時代にあって臆せず変化を求め、挑戦していく大切さを伝え「まず大いに知識を求め、夢、志を定め、さらに自分だけではなく皆が幸せに向かうように行動を」などとエールを送った。

 在校生代表の送辞を受け、卒業生代表の3人が答辞を述べた。3年間の歩みを振り返り、教職員、家族、仲間らに感謝。「不安もたくさんあるが、私たちは決して1人ではないことを知っている。挑戦することを恐れず、自分を信じて前に歩んでいきます」と誓った。

 卒業生は最後に記念合唱「群青」を披露。拍手に送られ、花道から母校を後にした。

拍手に送られ母校を巣立つ卒業生(同)