文字サイズ

古民家で来訪者もてなし 牧区高尾でイベント 上教大附属小5年2組

古民家「北川」で来訪者にお茶やケーキを運び、説明をする児童たち

 牧区高尾で毎月、総合学習に取り組む上越教育大附属小5年2組は27日、高尾でのイベント「集いてめぐりゆっくり散歩」を行った。拠点となる古民家などで来訪者をもてなし、クイズラリーなどで高尾の魅力を感じてもらった。

 児童は昨年10月に同イベントを行い、好評だったため、12月に2回目を計画。しかしインフルエンザの流行で現地に行くことができず、地元の住民のみで実施した。今回は通算3回目。児童が直接参加で行うのは2回目となった。

 「散歩」では、同校が借り受け、児童が整備した古民家「北川」と協力の民家など3軒を開放し、温かい飲み物や児童手作りのスイーツでもてなした。また、集落を巡って問題を解くクイズラリーを行った。例年に比べ少雪だったが、この日は降雪があり、「冬の高尾を知ってもらう」というイベントにはうってつけとなった。

 同クラスは3月に「北川」に高尾の住民を招き、交流と一年間の成果報告を行い、活動の集大成とする予定。田中英介君は「北川の床や土間を再生する作業が大変だったけど、楽しかった。(来年度以降も)また高尾に来たい」と話した。