文字サイズ

24日に「灯の回廊」 小中学生も準備 大島小、国道交差点脇に雪像 安塚中、最後の活動を親子で

大島区大平の交差点で「おーちゃん」の雪像などを作る大島小の児童(22日)
安塚中生徒は保護者と一緒にキャンドルを飾る雪壁を作った(22日)

 安塚、大島、高士、名立4区で24日、「灯(ともしび)」の回廊が行われる。地域の人たちが冬の風景をライトアップするイベント。地元の小中学生も雪像や雪灯籠作りを行い、本番に備えている。

 このうち大島区の大島小(松村恭子校長、児童31人)は21、22の両日、国道253号大平交差点脇に雪像を設置した。これまで校門の前に飾っていたが、今年はこれまで大平交差点で子ども会が雪像を飾っていた同区細越町内会の協力で、多くの人の目に触れる場所に飾る機会を得た。

 同区のイメージキャラクター「おーちゃん」の雪像を作り、周りに雪だるまなどを配置した。灯の回廊は、学校が休みの土曜日の実施で、安全のためキャンドルを飾ることができなかったが、今年は細越町内会の協力で可能となった。5年の中原彩翔君は「(おーちゃんの)形を作るのが難しかった。大島の魅力を感じてほしい」と話した。

 安塚区の安塚中(山岸賢一校長、生徒27人)は来年度に東頸中に統合するため、最後の灯の回廊となる。22日は初めて親子活動として生徒と保護者が一緒にキャンドルを飾る雪壁作りに取り組んだ。

 体育館脇の雪を3段に削り、キャンドルを入れる穴を掘った。生徒は手慣れたスコップさばきで保護者や教員と協力し、作業を進めた。本番の24日午後に生徒有志が仕上げを行う。3年の矢澤朱里さんは「みんなで協力する作業はこれで最後かも。安塚中がキャンドルできれいになることを想像するとうれしい」と話した。

 市は24日の灯の回廊が予定通り実施されると発表している。当日の天候や積雪状況によりキャンドル点灯区間などの実施内容が変更、中止となる可能性がある。

安塚中生徒は保護者と一緒にキャンドルを飾る雪壁を作った(22日)