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上越市西横山で「嫁祝い」 小正月行事 子どもたちが祝い歌 集落の2組を祝福

子どもたちが花嫁の頭上でヌルデの刀を打ち鳴らし、祝い歌で祝福
祝われるもう一人の花嫁

 上越市の西横山集落で15日午後、小正月行事の「嫁祝い」が行われた。子どもたちが祝い歌で花嫁を祝福し、子宝を願った。

 同集落に伝わる小正月行事は「鳥追い」「嫁祝い」「オーマラ」などがあり、貴重な民俗行事として市の無形文化財に指定されている。現在は地元住民による西横山小正月行事保存会(和瀬田仙二会長)が主催し、NPO法人かみえちご山里ファン倶楽部(石川正一理事長)が協力する形で実施している。

 嫁祝いは、集落で結婚から最初の正月を迎えた花嫁を子どもたちが祝福し、子宝を願う行事。ヌルデの木で作った刀を花嫁の頭上で打ち鳴らしながら、祝い歌を元気よく歌う。今年は集落内の2組の夫婦が祝いの対象となり、子どもたちの祝福を受けた後、集まった住民らにお神酒を振る舞った。

 花嫁の一人は「(嫁祝いを)見て育ったので、とても感慨深い。祝っていただき、ありがたい。子どもたちが保育園の時に担任をしていたので、成長した姿を見られてうれしい」と話した。

 祝う役を務めたのは谷浜小の児童らで、このうち3、4年生15人は地域の伝統文化を学ぶ総合学習の一環として参加。事前に和瀬田会長を学校に招き、祝い歌やヌルデの刀の作り方を習い、当日を迎えた。

 また、嫁祝いの前後には集落を回って焼き草集めを担当。各戸の前で口上を述べ、同日夜のオーマラに使う焼き草を集めた。

 深山悠雅君(3年)は「焼き草集めが楽しかった。歌はうまく歌えた」と話した。(10面に関連記事)

祝われるもう一人の花嫁

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