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西武ライオンズ・滝澤夏央選手 筋トレで肉体改造 信頼するトレーナーから指導 野球技術につなげ 

デッドリフト(重量約150キロ)で限界まで追い込む滝澤選手。渾身(こんしん)の力を出し切り、上げた後は叫び声も
滝澤選手(左)とアドバイスする理学療法士の岡崎さん

 埼玉西武ライオンズの滝澤夏央選手(20、関根学園高出)が本格的に筋トレに取り組み、〝肉体改造〟に着手している。これまで足りないと自覚していた筋力をつけ、野球に生かすパワーアップを目指す。

 シーズン中は試合が続き、1月以降は自主トレやキャンプに入るため、今が連続して筋トレに臨める期間でもある。上越市に帰郷し、本格的な機器のそろう環境で信頼できるトレーナーの下、体をつくっている。

 アドバイスをもらっているのは、上越市中田原のイーグルゴルフセンター内にコンディショニング&トレーニングジム「C―Lab(シーラボ)」を運営する理学療法士の岡崎優さん(32)から。プロゴルファーらトップアスリートのトレーニング、体づくりなどをサポートしてきた。現在、同市内に来年1月15日の開店(ジュニアアスリートパフォーマンスセンター)を目指し準備しており、先行的に受け入れている。

 昨年12月に、滝澤選手の兄・拓人さんを通じて知り合った。岡崎さん自身も同選手と同じ城西中から上越総合技術高で野球をやっており、「野球のセンスは抜群。ただ、シーズンを戦うには相当な体力が必要。いろいろな面でのつらさが体に出ていた。疲れているな」と印象を抱いたという。

 2人で会話するうち、体の悪い箇所や筋力が足りていない部分、打撃などの野球技術につながるトレーニング内容で一致することが多かった。滝澤選手は「会話していくと(思ったことが)すぐに当てはまった。何よりも信頼できる」と、「専属トレーナー」と呼び、シーズン中に体の状態で相談することもあった。

 岡崎さんは、プロ野球選手らトップアスリートが使うトレーニングマシンブランド「BULL」の最新器具を購入して、滝澤選手が集中できる環境を整えた。同選手は午前と午後、関根学園高での技術練習と交互に分け、ほぼ毎日訪れている。2時間をトレーニング、1時間をケアに充て、データを取りながら、限界まで体を追い込む。重量を持ち上げ、背中や尻、太ももなどを鍛えるデッドリフトは当初の120キロから、現在は150キロまで上げられるようになった。

 自身のウイークポイントの発見にもつながるといい、「トレーニングがどう野球につながるかが分かると、きついしやりたくないけど、やらなきゃいけない。シーズン中は百四十何試合あって体力が奪われ、トレーニングしなきゃと思うけど時間が取れない。こうして半日、トレーニングできるのはありがたい」と話す。

 持ち味のスピードや瞬発力を生かしながら、打撃面ではスイングスピードや打球速度のアップを見込む。「筋力が増えた実感、力がついている実感はある。鍛えた筋力を技術に移していく。筋力量や体脂肪などが数値で見れるので、モチベーションにもつながる。今年は追い込まないといけない」と地元で体づくりに励み、プロ3年目に向かう思いだ。

滝澤選手(左)とアドバイスする理学療法士の岡崎さん

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